アルバム「Funktown」完成まで、
残りあと2曲です。
そのうちの一曲、
「クライシスの臨界」が完成しました。
クライマックスに向けて、
深淵に沈んでいくような一曲です。
重厚で、緊張感のある仕上がりになりました。
今回は変化球は入れず、
アルバムの軸である
サイバーパンク色を強く出しています。
前作「メランコリー」で一度落ち着き、
そこから一気に物語が動き出す。
そんな流れを意識しました。
歌詞は、
インターネットセキュリティをテーマにしています。
業界の人なら、
どこかで聞いたことがある言葉を
あえて散りばめています。
ハッカーというと、
派手なイメージがあるかもしれません。
ですが実際は、
無差別で自動化された攻撃がほとんどです。
大量のロボットが、
静かに、数で押してくる。
しかもそれは、
外からは見えません。
眠っている間にも、
どこかで攻撃が続いている。
そんな「見えない危機」を、
この曲では描いています。
クライシスの臨界
午前二時
侵略の手はまだ止まない
交差点の信号だけが
規則正しく呼吸している
見えないセキュリティ
空いたヴァルネラブル
沈黙を待って
少しずつ意志を持つ
揺れている世界の針が
目に見えないほどの
わずかな角度で
ここは
クライシスの臨界
まだ何も壊れていない
それは目眩のように
予感だけが拡がる
脆弱なままの境界線
触れれば揺れる Current state
名前もないままの Relation
無音で走る Injection
総当たりの夜に紛れて
偶然だけを装って
正しさなんて後付けで
選ばれていく Simulation
踏み台みたいな感情で
どこまで行けるか試してる
軽いはずのその一歩が
やけに深く刺さってる
解けないふりの暗号化
隠した意味は透明だ
触れた瞬間消えるなら
最初から無かったみたいだ
触れれば
崩れる均衡
触れなければ
何も変わらない
明日はクラック
揺れている時間の地図が
目に見えないほどの
わずかな温度で
ここは
クライシスの臨界
誰も気づかれはしない
世界が傾いていく
誰もが夢に呑まれたまま
Bluepiece Lab.「クライシスの臨界」歌詞
曲の長さは2:48。
アルバムの中では最短です。
ですが、
短さ以上に密度のある曲になりました。
役割としては、
前作「Falling Petals」の
「イマーシブ・ワールド」に近い位置です。
ラストに向けて、
一段深く潜るための一曲です。

Funktownの掌編でも、
ここから大きく動きます。
バンドメンバーが、
ついに一つの場所に集まります。
いよいよ終盤です。
最後まで、
しっかり作り込んでいこうと思います。
AIと作曲についての気づきをこれからも書いていきます😊




