楽曲の世界観から生まれた短編を、電子書籍風のレイアウトでお読みいただけます。
1. クリスタルの空
クリスタルシティは、結晶でできた星の王都だった。
大地は透明な層を幾重にも重ね、塔は光を内部に閉じ込めたまま空へと伸びている。
朝になれば都市全体が柔らかな虹色を放ち、夜になれば星の光を受けて淡く呼吸する。
まるで街そのものが生きているかのようだった。
「未来の閃光」というタイトルは、
最初はどこか大きすぎる名前にも思えました。
でも曲が形になっていくにつれて、
不思議としっくりくるようになりました。
少し深いテーマの曲が続く中で、
次は前を向く力を持った一曲を作りたい。
ちょうどそんなタイミングでもありました。
技術が急速に進化する時代です。
不安や悲観的な声も多く聞こえます。
けれど私たちは、これまでも変化の中で選び、進んできました。
きっと今回も同じなのだと思います。
どれだけ知識が増えても、
どれだけ正確なデータが示されても、
最後の一歩を決めるのは、自分自身です。
未知に向かうのは怖い。
それでも進むと決めた瞬間に、
未来はかすかに光を放つのだと思います。
どんな時代であっても、
選ぶ力は、まだ自分の中にある。
そのことを、静かに信じられる一曲になっていれば嬉しいです。
— maurice blue
Producer / Bluepiece Lab.
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