楽曲の世界観から生まれた短編を、電子書籍風のレイアウトでお読みいただけます。
1. 祭りの前
草の根が、風に揺れてささやいていた。 夕暮れが薄くなり、灯籠の明かりがひとつ、またひとつと河川敷の道を照らし始める。
この町では、毎年この夜を「宵祭」と呼んでいた。 古くから続く、小さな灯籠祭り。 ただ光を並べるだけの素朴な行事なのに、不思議な静けさと高揚感がある。
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