一杯のミルク
誰かが差し出す
湯気立つ 白いカップ
手のひらほどの宇宙に
やさしさが溶けてく
言葉は何もいらない
眼差しが少し緩んで
ただその場にいた
それだけで 暖かい
ミルクが冷める前に
ほんの一口 分け合えば
寒さも 不安も少しだけ
遠ざかっていく
幸せってね 多分こんな匂いがする
あなたの隣で 一息つけること
誰かの笑った顔が
胸の奥で灯ってる
忘れかけた景色さえ
やわらかく色づく
小さな「ありがとう」が
思いがけず沁みてくる
伝えようとしなくても
届くものがある
ミルクが冷める前に
その手ごと包んだら
過ぎた日も つまずきも
なぜだか愛しくて
幸せってね 奪わなくても生まれるよ
あなたと分けあう ひとしずくの奇跡
One breath shared
One light stays
In the quiet, we remain
A cup of warmth
No need to speak
Just the silence that we keep
Milk and time
Drift and shine
We’re just passing stars aligned
Passing stars aligned…
Passing stars… aligned…