今年、AIを使って一年間、音楽を作り続けた。
その結果として、11月30日にアルバム『Falling Petals』をリリースすることになった。
一年前の自分からは、まったく想像できなかった未来だ。
当時は、知らないことだらけだった。
AI作曲の仕組みも、配信の流れも、名前すら知らないサービスばかり。
それでも振り返ってみると、この一年は「学び」というより、
音楽との距離が大きく変わった時間だったように思う。
もともと、音楽はずっと身近にあった。
若い頃から自分で曲を作り、歌ってきた。
70年代のソウルやファンクが好きで、
仕事をしながらも、セッションに参加したり、
通勤時間にGarageBandで曲を作ったりしていた。
ただ、それはあくまで「趣味」の範囲だった。
音楽は好きだけれど、生活の中心ではない。
そんな距離感だったと思う。
まさかそこから、
ここまで制作に没頭する一年になるとは思っていなかった。
Suno AIのアカウント自体は、実は去年一度作っていた。
けれど本格的に触ったのは、2025年の2月になってからだ。
「ちゃんと使ってみよう」
そう思って開いたときのバージョンは、Suno v3。
最初に作った曲は
「Feeling in the Night」 というインストだった。
ギターがメインのスムースジャズ。
大人っぽい色気がありながら、
どこか中東的な、エキゾチックな匂いもある。
正直、かなり衝撃だった。
あまりに気に入って、
そのままダウンロードしてiPhoneに入れ、
何度も聴いていた。
この曲は後に歌詞をつけて、
「仏陀」という楽曲になる。
でもそのときは、そんな未来はまだ知らない。
無料プランでは、一日に5回まで曲を生成できる。
当時の自分は、その制限すら楽しかった。
朝起きて、まずフルで生成する。
良い曲ができたら、iPhoneに入れてプレイリストに追加する。
自分の好きな
70年代ソウル、ディスコ、
80年代AORやフュージョンの空気感。
そんな曲が次々と生まれていった。
プレイリストの名前は「Melty」。
やがて「Melty 2」もでき、
全部で20曲ほどが並んだ。
「Milk」
「Smooth Groovin」
「Funky Drive」
「Pop Colors」
今思っても、良い曲ばかりだと思う。
これらは後に歌詞をつけ、
アルバム『Melty』として形になる。
この頃は、とにかく楽しかった。
いい曲ができると、純粋に嬉しい。
誰に聴かせるわけでもなく、
評価を気にすることもない。
ただ、音楽が増えていくこと自体が楽しかった。
けれど、
その感覚が少し変わる瞬間が訪れる。
ある一曲と出会ったことで、
「遊び」だったものが、
「向き合うもの」へと変わった。
それが、
Suno AIに課金するきっかけになり、
この一年の始まりになった。
その話は、次回に書こうと思う。
🎬 本文で紹介した楽曲
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