Ambivalent Blue

SCROLL

MV & Lyrics

アンビバレント・ブルー 覚醒するアンビバレンス 果てしない矛盾の檻の中で ただ冴えわたるナンセンス 優柔不断の覚悟を保て 燃えカスのような地位に縋って 無意識の暴力が蔓延する 天動説を信じる魑魅魍魎が エンストしたマシンへ仲間を乗せる Ambivalent Blue 世界はいつもファンタジー 汚れた潔癖と片側の正義 Ambivalent Blue あの世と見えないカタストロフィ 優しさの鉄槌が全てを壊す ああ、もうやめだ アダマンタイト 壊れない前提 無機質な世界 意味だけが変移 素粒子まで 分解した意志 存在の輪郭 どこで停止 面倒臭いほど 定義を嫌い 面目ないまま 選択を回避 主観と客観 重なり乖離 踊る思考系 未確定領域 Blue...
聖人君子の外見を纏い コールタールのような腹の中 代替可能な人材と呼ばれようが コペルニクス的転回で仲間を救え 青く澄んだ狂気で ダーリン 愛を歌うのよ さあ! Ambivalent Blue 地球はいつもエクスタシー 薄れた原液と片方の主張 Ambivalent Blue 時間は破れたクロノグラフィ 優しさの鉄槌が全てを壊す ああ、あとでまた 心は今日もパッシブ こと勿れ ああイヤイヤ 人生はすりこぎなんだよ 毎日消耗して過ごす Ambivalent Blue 世界はいつもファンタジー 現実の欠落と両側の悪意 信じられんとBlue あの世は見えないカタストロフィ 悲しさの鉄槌が全てを壊す ああ、もうやめだ
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Short Story

この街の朝は、いつも同じ色をしている。
彼女はそう記憶していた。
青でも灰でもない、判断を必要としない色だ。

彼女は多くを話さない。
話す前に、考えることが多すぎた。
考えた末に、言葉を選ばないことも多かった。

世界はよくできている。
世代ごとの役割も、思想の分布も、
組織と政治の摩擦も、
家族という単位の歪みさえ、
すべて想定の範囲に収まっているように見えた。

それでも彼女は、
その整合性が正しさと同義なのかどうか、
いつも確信を持てずにいた。

ベースを背負って歩く帰り道、
舗道の色が、少しだけ沈んで見えた。
理由は分からない。
ただ、街が以前よりも冷たく、遠くに感じられた。

路地の隅に、猫がいた。
痩せてもおらず、警戒もしていない。
ただ、そこに留まっていた。

彼女は立ち止まり、
無意識に手を差し出した。
猫は動かなかった。

その一瞬、街の色が、はっきりと青に傾いた。

彼女は小さく笑った。
猫は動かず、 彼女の手のひらだけを見ていた。

Songs

ファンク・タウン
#1 ファンク・タウン
アンビバレント・ブルー
#2 アンビバレント・ブルー
ゆふされば
#3 ゆふされば
スーパーソニック
#4 スーパーソニック
夜想曲
#5 夜想曲
手薬煉ヲ引ケ
#6 手薬煉ヲ引ケ
メランコリー
#7 メランコリー
ロスト・パースペクティブ
#10 ロスト・パースペクティブ

Visual Archive

Band Members

Seira

Seira — Vocal

スピードを信じている。
迷う前に、アクセルを踏むタイプだ。
早いマシンと、強い音が好き。
立ち止まるくらいなら、視点を失ったまま走り続けることを選ぶ。
このバンドの進行方向は、彼女の声が決めている。

Kirari

Kirari — Bass

ほとんど喋らない。
言葉よりも、低い音のほうが正確だから。
普段は漫画を読んでいる。
ページをめくるリズムと、ベースラインは、どこか似ている。
感情は、音の奥に沈んでいる。

mick

Mick — Guitar

だいたい何でもできる。
だから、どこにも縛られない。
兄貴分として慕われているが、本人はあまり気にしていない。
気が向いたときに現れて、いちばん自由な音を置いていく。

kyo

Kyo — Keyboard

ピアノは、いちばん古い言語。
それ以外は、あとから覚えた。
ゲームとアニメと、現実の区別が、少し曖昧。
正確で、静かな音。
彼のキーボードは、この世界を少しだけ柔らかくする。

Odi-3000

OG3000 — Drums

この中で、いちばん長く生きている。
冗談は古いが、リズムは新しい。
余計なことを言いながら、誰よりも正確に時間を刻む。
バンドが壊れずに走れるのは、彼が、時間を裏切らないからだ。

Odi-3000

MB — Producer

長い間、ファンクタウンにいた。
表舞台には出てこない。
このメンバーを集めた理由は、今も語られていない。
街が正常だった頃も、歪み始めた頃も、彼はそこにいたらしい。

Liner Notes

「アンビバレント・ブルー」は、矛盾や違和感を抱えたまま生きる感覚をテーマにした楽曲です。正しさや常識が更新されるたび、これまでの経験や価値観が、急に頼りなく見えてしまう瞬間は、歴史が動くたびに繰り返されてきたものだと思います。

今を生きる自分も、やがては時代遅れと呼ばれる側に立つのかもしれません。世界が変わり続けるからこそ、そのズレや齟齬は避けられず、善悪だけでは測れない揺れが残り続けます。

この曲は、矛盾を断ち切るための答えではありません。混乱の中にいることを自覚しながら、それでも更新し続けようとする意志――そんな静かな強さを、自分自身に言い聞かせるために作りました。

この楽曲が、正しさを決めるためのものではなく、曖昧さの中に立ち尽くす時間を、静かに許す存在であればと思います。

— maurice blue
Producer / Bluepiece Lab.

Single

アンビバレント・ブルー Cover
アンビバレント・ブルー
Bluepiece Lab.
Label: Bluepiece Lab. Release: 2026.01.30
ISRC: QZFZ72677914
Listen on Spotify