手薬煉ヲ引ケ

SCROLL

MV & Lyrics

手薬煉ヲ引ケ ネオンが滲む交差点 誰かの正義がバズってる 高みの見物 グラス越し 氷が溶ける音だけリアル スクロールする群衆心理 既読無視の倫理観 「その瞬間」を待ちながら 手ぐすね引いてる Tonight さあみんな今日は Good bye 火の粉が飛べば盛り上がる 安全圏のコロシアム 自分じゃ降りないリングサイドで 影だけが踊る 手ぐすね引いて 手ぐすね引いて 誰かの失敗を待っている でも 手をこまねいて 手をこまねいて 自分の番から目を逸らす Funk なベースが笑ってる 「傍観者もまたプレイヤー」 汗ひとつかかない革命を起こす ブルーライトの下で
正しさのテンポは 4 on the floor 踊れないやつから裁かれる コメント欄はディスコボール 光る言葉は全部 Borrowed 煽り文句のスネアロール 期待だけが跳ねている 「どうなるかな?」の合唱で 手ぐすね引いてる Midnight そう現実はCry グラスの底に沈んだ 言い訳の溶けた氷 知らない君とチームワークで 大声デ唄ウ 手ぐすね引いて 手ぐすね引いて 他人のドラマを待っている でも 手をこまねいて 手をこまねいて 自分の物語は未着手 Funkなベースが皮肉る 「静観もまた意思表示」 踊らない自由を掲げて 何も変わらない
この曲を、フルで聴く
Listen on Spotify

Short Story

エラーは止まらない。

修正すればするほど、新たなバグが発生する。
ファンク・タウンは複数の高性能AIによって管理されているはずだった。
だが今、その知性のすべてが、何かに追い越されている。

彼は、滝のように流れるコードを見つめていた。
スクロールは止まらない。
警告音は、規則正しく、そして無意味に鳴り続ける。

「アイツは知っている」

ふと、そう思った。

古くからの親友。
この街を共に保守してきた盟友。
だが彼がどこから来たのかは知らない。

感情がどうとか言い残し、どこかに向かった。

サーバータワーの内部が、わずかに熱を帯びている。
いつもより、ほんの数度だけ高い。

システムが軋む。
見えないどこかで、誰かが手薬煉を引きながら待っている。

――崩れる瞬間を。

背に、冷たい汗が伝う。

「エラーは直せても、エラそうにはなれないってか」

誰も聞いていない。

彼はスティックを手に取った。
目を閉じる。
コードではなく、鼓動に合わせ、機械よりも正確に、一定のリズムを刻み始める。

なぜか、わからない。
だがそのわずかな間、
ヒートアップしていた波形が、静かに揃った。

まるで街が、音を待っていたかのように。

Songs

ファンク・タウン
#1 ファンク・タウン
アンビバレント・ブルー
#2 アンビバレント・ブルー
ゆふされば
#3 ゆふされば
スーパーソニック
#4 スーパーソニック
夜想曲
#5 夜想曲
手薬煉ヲ引ケ
#6 手薬煉ヲ引ケ
メランコリー
#7 メランコリー
クライシスの臨界
#8 クライシスの臨界
ロスト・パースペクティブ
#9 ロスト・パースペクティブ
再生
#10 再生

Visual Archive

メンバー

Seira

Seira — Vocal

スピードを信じている。
迷う前に、アクセルを踏むタイプだ。
早いマシンと、強い音が好き。
立ち止まるくらいなら、視点を失ったまま走り続けることを選ぶ。
このバンドの進行方向は、彼女の声が決めている。

Kirari

Kirari — Bass

ほとんど喋らない。
言葉よりも、低い音のほうが正確だから。
普段は漫画を読んでいる。
ページをめくるリズムと、ベースラインは、どこか似ている。
感情は、音の奥に沈んでいる。

mick

Mick — Guitar

だいたい何でもできる。
だから、どこにも縛られない。
兄貴分として慕われているが、本人はあまり気にしていない。
気が向いたときに現れて、いちばん自由な音を置いていく。

kyo

Kyo — Keyboard

ピアノは、いちばん古い言語。
それ以外は、あとから覚えた。
ゲームとアニメと、現実の区別が、少し曖昧。
正確で、静かな音。
彼のキーボードは、この世界を少しだけ柔らかくする。

Odi-3000

OG3000 — Drums

この中で、いちばん長く生きている。
冗談は古いが、リズムは新しい。
余計なことを言いながら、誰よりも正確に時間を刻む。
バンドが壊れずに走れるのは、彼が、時間を裏切らないからだ。

MB

MB — Producer

長い間、ファンクタウンにいた。
表舞台には出てこない。
このメンバーを集めた理由は、今も語られていない。
街が正常だった頃も、歪み始めた頃も、彼はそこにいたらしい。

Liner Notes

この曲は、“傍観”をテーマにした楽曲です。
誰かの炎上や失敗を眺めながら、その瞬間をどこかで待ってしまう感覚。
そして、自分自身もまたリングに上がれずにいること。
その矛盾を、ファンクのグルーヴに乗せました。

タイトルの「手薬煉」は、「手ぐすねを引く」を漢字にしたものです。
「手をこまねく」という言葉も重なり、この曲の核になっています。

サウンドは70〜80年代ディスコを意識したファンク。
跳ねるベースと4つ打ちのリズムの中に、少し古びたディスコの匂いと、冷めた視線を残しました。
「手ぐすね引いてる Midnight」という一節は、この曲の空気を決定づけたと思っています。

「手薬煉ヲ引ケ」は、誰かを裁く曲ではなく、自分自身を見つめた曲です。
待っているのか。動けないのか。
その曖昧な境界線ごと、楽しんでもらえたら嬉しいです

— maurice blue
Producer / Bluepiece Lab.

Single

手薬煉ヲ引ケ Cover
手薬煉ヲ引ケ
Bluepiece Lab.
Label: Bluepiece Lab. Release: 2026.05.15
ISRC:
Listen on Spotify

Album

Funktown Cover
Funktown
Bluepiece Lab.
Label: Bluepiece Lab. Release: 2026.05.22
Listen on Spotify