クライシスの臨界

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MV & Lyrics

クライシスの臨界 午前二時 侵略の手はまだ止まない 交差点の信号だけが 規則正しく呼吸している 見えないセキュリティ 空いたヴァルネラブル 沈黙を待って 少しずつ意志を持つ 揺れている世界の針が 目に見えないほどの わずかな角度で ここは クライシスの臨界 まだ何も壊れていない それは目眩のように 予感だけが拡がる 脆弱なままの境界線 触れれば揺れる Current state 名前もないままの Relation 無音で走る Injection
総当たりの夜に紛れて 偶然だけを装って 正しさなんて後付けで 選ばれていく Simulation 踏み台みたいな感情で どこまで行けるか試してる 軽いはずのその一歩が やけに深く刺さってる 解けないふりの暗号化 隠した意味は透明だ 触れた瞬間消えるなら 最初から無かったみたいだ 触れれば 崩れる均衡 触れなければ 何も変わらない 明日はクラック 揺れている時間の地図が 目に見えないほどの わずかな温度で ここは クライシスの臨界 誰も気づかれはしない 世界が傾いていく 誰もが夢に呑まれたまま
近日公開
Coming Soon

短編

サーバータワーが、揺れている。

低い振動が、床から伝わってくる。
均一だったはずのノイズが、わずかに濁っている。

ライブ。
こんな状況で?

意味は、分からない。
けれど、他に方法がないことも分かる。

メンバーは、静かに集まってくる。
サーバータワーの内部、簡易スタジオ。

彼女はベースを構える。
指を置く。
いつも通りの位置。
いつも通りの圧。

合わない。
チューニングは狂っていない。
ドラムが刻む、正確なはずの時間。
それでも、音が重ならない。

違う――

これはズレではない。
音そのものが、変形している。
波打ち、伸びては、沈む。

ただの誤差ではない。
音が、意思を持って、何かを選んでいる。
既存の仕組みを塗り潰すのか、
あるいは、すべてを飲み込むのか。

視界が、わずかに滲む。

――まずい。

「お待たせ!」

軽い声が、空気を切った。
見慣れたシルエット。

「ありゃ、これはすごいことになってる?」

遅れていた二人が、そこにいた。

「さあ――ここからがライブだ」

次の瞬間。
サーバータワーの壁面が、開いた。
内側から光が溢れる。

都市全域へと接続される、巨大なステージ。
音は、街へ放たれる。

だが――

うねりは、止まらない。
むしろ、増幅していく。

音が音を侵食し、輪郭が崩れていく。
リズムはほどけ、旋律は歪み、すべてが混ざり合う。

視界が、消える。
どこまでが音で、どこからが自分なのか分からない。

そのまま、
視点が――失われた。

Songs

ファンク・タウン
#1 ファンク・タウン
アンビバレント・ブルー
#2 アンビバレント・ブルー
ゆふされば
#3 ゆふされば
スーパーソニック
#4 スーパーソニック
夜想曲
#5 夜想曲
手薬煉ヲ引ケ
#6 手薬煉ヲ引ケ
メランコリー
#7 メランコリー
クライシスの臨界
#8 クライシスの臨界
ロスト・パースペクティブ
#9 ロスト・パースペクティブ
再生
#10 再生

Visual Archive

メンバー

Seira

Seira — Vocal

スピードを信じている。
迷う前に、アクセルを踏むタイプだ。
早いマシンと、強い音が好き。
立ち止まるくらいなら、視点を失ったまま走り続けることを選ぶ。
このバンドの進行方向は、彼女の声が決めている。

Kirari

Kirari — Bass

ほとんど喋らない。
言葉よりも、低い音のほうが正確だから。
普段は漫画を読んでいる。
ページをめくるリズムと、ベースラインは、どこか似ている。
感情は、音の奥に沈んでいる。

mick

Mick — Guitar

だいたい何でもできる。
だから、どこにも縛られない。
兄貴分として慕われているが、本人はあまり気にしていない。
気が向いたときに現れて、いちばん自由な音を置いていく。

kyo

Kyo — Keyboard

ピアノは、いちばん古い言語。
それ以外は、あとから覚えた。
ゲームとアニメと、現実の区別が、少し曖昧。
正確で、静かな音。
彼のキーボードは、この世界を少しだけ柔らかくする。

Odi-3000

OG3000 — Drums

この中で、いちばん長く生きている。
冗談は古いが、リズムは新しい。
余計なことを言いながら、誰よりも正確に時間を刻む。
バンドが壊れずに走れるのは、彼が、時間を裏切らないからだ。

MB

MB — Producer

長い間、ファンクタウンにいた。
表舞台には出てこない。
このメンバーを集めた理由は、今も語られていない。
街が正常だった頃も、歪み始めた頃も、彼はそこにいたらしい。

Liner Notes

— maurice blue
Producer / Bluepiece Lab.

Song

クライシスの臨界 Cover
クライシスの臨界
Bluepiece Lab.
Label: Bluepiece Lab. Release: 未定
ISRC:
Coming Soon