Funktown

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MV & Lyrics

ファンク・タウン 秩序ある感情の配置 想定内のイレギュラー 予定調和なサイレンを鳴らし 変わらぬ夜を終えようとする 食い尽くされた欲望 ざらついたグリッチ・ノイズ ナンバープレートを持ったまま また誰かが役割をもらう Welcome to funktown 抗うべき進化論 さあ みんなでSing a song Welcome to funktown 越えられぬ聖観音 書き換えられるYour mind 花火を打ち上げ パレードは続く 人々は笑う 何も知らずに Funktown
誰も排除されることはない 与えられし平等と正義 持続可能なエコシステムへ 一糸乱れず 循環する活気 Hey, clap your hand さあリズムに乗って 楽しく暮らしていきましょう 譲れないのは精巧な仕組み 積み上げた言語と 歴史の中へ ああ 音が乱れる Welcome to funktown 喜ぶべきその世論 さあみんなのFavorite song Welcome to funktown 越えろよ千手観音 無理すんなよ Never mind 花火がまた鳴る 僅かな物音 輪郭は揺らぐ 未来が訪れる Funktown
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Short Story

ファンク・タウンでは、すべての出来事に名前がついている。
発生時刻、持続時間、影響範囲。
街はそれらを数値に変換し、静かに保存してきた。

誰もその仕組みを疑ったことがなかった。
少なくとも、街に暮らす限りは。
疑う必要がなかった、というほうが正しい。
偶然は統計誤差として処理され、
誤差はすぐに修正される。
世界はいつも、次に何が起こるかを知っていた。

ある日、信号待ちのあいだに、音がずれた。

ほんの一拍。
遅れたのか、先走ったのか、彼には判断できなかった。
だが、その瞬間だけ、街の輪郭が揺らいだ。

記録装置は沈黙していた。
エラー表示も、修正の兆候もない。
それなのに彼の身体だけが、
そのずれを覚えていた。

――この音は、どこにも登録されていない。

彼はそう思い、
そして初めて、街が未来を待っているように感じた。

Songs

ファンク・タウン
#1 ファンク・タウン
アンビバレント・ブルー
#2 アンビバレント・ブルー
ゆふされば
#3 ゆふされば
スーパーソニック
#4 スーパーソニック
夜想曲
#5 夜想曲
手薬煉ヲ引ケ
#6 手薬煉ヲ引ケ
メランコリー
#7 メランコリー
ロスト・パースペクティブ
#10 ロスト・パースペクティブ

Visual Archive

Band Members

Seira

Seira — Vocal

スピードを信じている。
迷う前に、アクセルを踏むタイプだ。
早いマシンと、強い音が好き。
立ち止まるくらいなら、視点を失ったまま走り続けることを選ぶ。
このバンドの進行方向は、彼女の声が決めている。

Kirari

Kirari — Bass

ほとんど喋らない。
言葉よりも、低い音のほうが正確だから。
普段は漫画を読んでいる。
ページをめくるリズムと、ベースラインは、どこか似ている。
感情は、音の奥に沈んでいる。

mick

Mick — Guitar

だいたい何でもできる。
だから、どこにも縛られない。
兄貴分として慕われているが、本人はあまり気にしていない。
気が向いたときに現れて、いちばん自由な音を置いていく。

kyo

Kyo — Keyboard

ピアノは、いちばん古い言語。
それ以外は、あとから覚えた。
ゲームとアニメと、現実の区別が、少し曖昧。
正確で、静かな音。
彼のキーボードは、この世界を少しだけ柔らかくする。

Odi-3000

OG3000 — Drums

この中で、いちばん長く生きている。
冗談は古いが、リズムは新しい。
余計なことを言いながら、誰よりも正確に時間を刻む。
バンドが壊れずに走れるのは、彼が、時間を裏切らないからだ。

Odi-3000

MB — Producer

長い間、ファンクタウンにいた。
表舞台には出てこない。
このメンバーを集めた理由は、今も語られていない。
街が正常だった頃も、歪み始めた頃も、彼はそこにいたらしい。

Liner Notes

「ファンク・タウン」は、精巧に設計された近未来都市を舞台にした楽曲です。そこでは、起こる出来事のすべてが解析可能で、偶然は存在しません。誰も排除されることなく、平等と正義のもとで仕組みは正しく動き続けています。

一見すると、その街は理想郷のようにも見えます。けれど同時に、選択や迷いが不要になった世界は、自由を手放したディストピアでもあるのかもしれません。

この街の均衡を揺るがすのは、「進化」です。それは革命のような大きな出来事ではなく、ほんの僅かな物音や、説明のつかない違和感から始まります。

完璧なシステムとは、進化を止めたときにのみ成立するものだと思っています。けれど、世界が更新され続ける以上、完璧はあり得ません。進化は痛みを伴いながら、既存の仕組みを上書きしていきます。

それでも私たちは、その揺らぎと向き合いながら生きていく。「ファンク・タウン」は、正しさを断定するための曲ではありません。秩序が崩れ始める瞬間に鳴るリズムとして、この都市の中に、そっと置いておきたい音楽です。

— maurice blue
Producer / Bluepiece Lab.

Single

ファンク・タウン Cover
ファンク・タウン
Bluepiece Lab.
Label: Bluepiece Lab. Release: 2026.02.09
ISRC: QZHN62610591
Listen on Spotify