スーパーソニック

SCROLL

MV & Lyrics

スーパーソニック 機械の戯言 燃やすは未来の炎 To feel the fire 状態異常 サイバーフュージョン 同一線上 閃き そのビジョン Innervisions 限界? それはない 追い越せ光を 境界! 感じてそう 喰らえよこの衝動 Supersonic 超えろよ 激しく舞って 今始まる Supersonic 叫びよ 火花散らす 車輪に裂かれても 自分のために 響く心臓へ 意識は今 クリアに冴えて この瞳の先は 未来より 速く走れ Supersonic
爽快な香りとフラワー 希望に触れあふれるパワー 新たな未来 I want to take you higher その手に掴みきれぬ 多くの夢を抱いて 止められない 限界? いつも通り 重なれ光と 正解? 誰もがそう 砕いて突き進め Supersonic 燃えろよ 激しく散って 音は拡がる Supersonic 叫べよ 奇跡掴み 車線は続いてく あなたのために ビートを刻め 意識を超えて 上がるスピード 加速の先は 未来より 遠く飛ばせ Supersonic 栄光のダンスとフロア 希望に満ちみなぎるパワー 新たなスタート You want to take me higher Supersonic
この曲を、フルで聴く
Listen on Spotify

Short Story

彼女は速さに惹かれていた。

マシンにまたがり、制御された風の中へ身を置く瞬間。
景色が線になり、思考が追いつかなくなるあの感覚だけが、
この街で唯一、時間から自由になれる方法だった。

だが、限界は決められている。
速度は娯楽の範囲を越えない。
事故も逸脱も起こらないよう、数値は常に最適化されている。

誰も傷つかず、誰も涙しない。
その代わり、誰も臨界点には届かない。

完成された世界。
その事実が、胸の奥にわずかな澱みを残していた。

この街の外には、
制限を持たない速度があるのだろうか。

ある夜、風が揺らいだ。

規定値を超える震動。
数式に還元できない衝撃。
何かが、とてつもない速さで、彼女の横を走り去っていった。

表示装置は沈黙している。
警告も、修正もない。
それでも彼女の身体だけが、その通過を覚えていた。

彼女はゴーグルをかける。
エンジンを起動する。

――この街は、どこまでを速さと呼ぶのだろう。

次の瞬間、彼女はアクセルを踏み込んだ。

Songs

ファンク・タウン
#1 ファンク・タウン
アンビバレント・ブルー
#2 アンビバレント・ブルー
ゆふされば
#3 ゆふされば
スーパーソニック
#4 スーパーソニック
夜想曲
#5 夜想曲
手薬煉ヲ引ケ
#6 手薬煉ヲ引ケ
メランコリー
#7 メランコリー
ロスト・パースペクティブ
#10 ロスト・パースペクティブ

Visual Archive

Band Members

Seira

Seira — Vocal

スピードを信じている。
迷う前に、アクセルを踏むタイプだ。
早いマシンと、強い音が好き。
立ち止まるくらいなら、視点を失ったまま走り続けることを選ぶ。
このバンドの進行方向は、彼女の声が決めている。

Kirari

Kirari — Bass

ほとんど喋らない。
言葉よりも、低い音のほうが正確だから。
普段は漫画を読んでいる。
ページをめくるリズムと、ベースラインは、どこか似ている。
感情は、音の奥に沈んでいる。

mick

Mick — Guitar

だいたい何でもできる。
だから、どこにも縛られない。
兄貴分として慕われているが、本人はあまり気にしていない。
気が向いたときに現れて、いちばん自由な音を置いていく。

kyo

Kyo — Keyboard

ピアノは、いちばん古い言語。
それ以外は、あとから覚えた。
ゲームとアニメと、現実の区別が、少し曖昧。
正確で、静かな音。
彼のキーボードは、この世界を少しだけ柔らかくする。

Odi-3000

OG3000 — Drums

この中で、いちばん長く生きている。
冗談は古いが、リズムは新しい。
余計なことを言いながら、誰よりも正確に時間を刻む。
バンドが壊れずに走れるのは、彼が、時間を裏切らないからだ。

Odi-3000

MB — Producer

長い間、ファンクタウンにいた。
表舞台には出てこない。
このメンバーを集めた理由は、今も語られていない。
街が正常だった頃も、歪み始めた頃も、彼はそこにいたらしい。

Liner Notes

「スーパーソニック」で最初に決めていたのは、ただひとつ。“速さ”を感じる音にすること。タイトルだけは、制作の初期段階から決まっていました。

ファンク・タウンは、すべてが制御された都市です。速度もまた安全な範囲に最適化され、誰も傷つかない代わりに、誰も限界を越えない世界。そんな街の中で、この曲は問いかけます――この街は、どこまでを速さと呼ぶのか。

制作は想像以上に難航しました。速さと精密さを両立させようとすると、音も歌もすぐに崩れてしまう。最終的にたどり着いたのは、「足す」のではなく「削る」ことでした。情報を減らし、AIが迷わないほどにシンプルに。速い曲ほど、意志は明確でなければならない。

完成した「スーパーソニック」は、エネルギーと爽快感に満ちた一曲になりました。アルバムの中でも、もっとも外向きで、もっとも衝動的な楽曲です。

完璧に制御された都市において、速さはただの娯楽に過ぎないのかもしれません。けれど、衝動まで制御することはできない。

「スーパーソニック」は、均衡が揺らぐ瞬間に踏み込むためのアクセルとなる曲です。

— maurice blue
Producer / Bluepiece Lab.

Single

スーパーソニック Cover
スーパーソニック
Bluepiece Lab.
Label: Bluepiece Lab. Release: 2026.03.02
ISRC: QZMEM2632679
Listen on Spotify