ゆふされば

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MV & Lyrics

ゆふされば 午後の終わりの境界は薄く 微睡むうちに秋風が吹く 困るのは落ち着かない感情と 焦燥に駆られ張り詰めた糸 You got to… 愛を叫べ 愛に染まれ 腕を広げ 包み込めば 夜の灯りと同じほどの 朧げだけど胸にあるもの 手の届くところに心はあり 明けゆく明日は遠すぎて ゆふされば あなたの声 ゆふされば 香る時を ゆふされば まろやに落ちる ゆふされば 音はずれて
You got to ... 心はどこ あなたはどこ 夕暮れの始まりは盲目なまま 戸惑う間に秋風が止む ああ覚めないで どうか… ゆふされば 希望に満ち ゆふされば 遥かな未来 ゆふされば まろやに落ちる ゆふされば 言葉の中へ 稲穂は揺れて 門田は満ち 芦が茂る 夜空の下 声にならぬ 静かな息 そうやって そうやって
近日公開
Coming Soon

Short Story

夕暮れ時になると、街はゆっくりと形を変える。
昼の輪郭が溶け、夜の活気が準備を始める時間だ。
光は増えているはずなのに、色は一段深くなる。

彼はその時間が嫌いではなかった。
判断を急がされない。
まだ何も始まっていないのに、
すべてが動き出す予感だけが、街に満ちている。

彼の指は、いつも何かを探している。
鍵盤か、ゲームか。
音か、数値か。
違いはほとんどなかった。

ゲームの画面は、すべてが整理されていた。
勝率、分岐、最適解。
無駄を削ぎ落とし、最も効率の良い手順だけが残る。
それを見つける瞬間が、彼は好きだった。

だが、その夕暮れ、どこかに引っかかりがあった。

致命的なエラーが潜んでいる。
そう感じた。
ただし、それは画面の中ではなかった。

彼は指を止め、顔を上げる。
空はすでに夜に近づいているのに、
街はこれから目を覚ますところだった。

光が増え、音が重なり、
人の流れが加速していく。
それでも、何かが合っていない。

――この街は、いつからこうだった?

答えは出なかった。
ただ、夕暮れの空の下で、彼は初めて、
解析できないノイズが街に混じっていることを知った。

理由は分からないまま、
視界の端が、わずかに滲んだ。

Songs

ファンク・タウン
#1 ファンク・タウン
アンビバレント・ブルー
#2 アンビバレント・ブルー
ゆふされば
#3 ゆふされば
スーパーソニック
#4 スーパーソニック
夜想曲
#5 夜想曲
手薬煉ヲ引ケ
#6 手薬煉ヲ引ケ
メランコリー
#7 メランコリー
ロスト・パースペクティブ
#10 ロスト・パースペクティブ

Visual Archive

Band Members

Seira

Seira — Vocal

スピードを信じている。
迷う前に、アクセルを踏むタイプだ。
早いマシンと、強い音が好き。
立ち止まるくらいなら、視点を失ったまま走り続けることを選ぶ。
このバンドの進行方向は、彼女の声が決めている。

Kirari

Kirari — Bass

ほとんど喋らない。
言葉よりも、低い音のほうが正確だから。
普段は漫画を読んでいる。
ページをめくるリズムと、ベースラインは、どこか似ている。
感情は、音の奥に沈んでいる。

mick

Mick — Guitar

だいたい何でもできる。
だから、どこにも縛られない。
兄貴分として慕われているが、本人はあまり気にしていない。
気が向いたときに現れて、いちばん自由な音を置いていく。

kyo

Kyo — Keyboard

ピアノは、いちばん古い言語。
それ以外は、あとから覚えた。
ゲームとアニメと、現実の区別が、少し曖昧。
正確で、静かな音。
彼のキーボードは、この世界を少しだけ柔らかくする。

Odi-3000

OG3000 — Drums

この中で、いちばん長く生きている。
冗談は古いが、リズムは新しい。
余計なことを言いながら、誰よりも正確に時間を刻む。
バンドが壊れずに走れるのは、彼が、時間を裏切らないからだ。

Odi-3000

MB — Producer

長い間、ファンクタウンにいた。
表舞台には出てこない。
このメンバーを集めた理由は、今も語られていない。
街が正常だった頃も、歪み始めた頃も、彼はそこにいたらしい。

Liner Notes

「ゆふされば」は、夕暮れという時間の持つ曖昧さをテーマにした楽曲です。一日の終わりであり、夜の始まりでもあるその境界には、判断を保留したまま漂うような感情が、いつも残されています。

この曲は、百人一首に詠まれた「夕されば 門田の稲葉おとづれて――」という一句から着想を得て制作しました。およそ千年前の言葉でありながら、風や匂い、光の移ろいが、今も鮮やかに立ち上がります。

夕暮れは、まだ整列しきらない心の揺れが、ふと滲み出てくる時間でもあります。「ゆふされば」は、その揺れの中で立ち止まるための音楽です。何かを決断するためでも、答えを見つけるためでもありません。

アルバム全体の中では、最も余白の多い一曲かもしれません。だからこそ、聴く人それぞれの時間や記憶と、自由につながっていく余地を残したいと思いました。

夕暮れのように、はっきりと名づけられないまま、それでも確かにそこにあるもの。「ゆふされば」は、そんな感覚を信じるための曲です。

— maurice blue
Producer / Bluepiece Lab.

Song

ゆふされば Cover
ゆふされば
Bluepiece Lab.
Label: Bluepiece Lab. Release: 未定
ISRC: 未定
Coming Soon